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書誌情報[]

タイトル
精神の生態学
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G. ベイトソン [著] ; 佐藤良明訳
版表示
改訂第2版
出版事項
東京 : 新思索社, 2000.2
形態事項
12, 669, xxxviip ; 22cm
ISBN
4783511756
注記
原著新版の翻訳/グレゴリー・ベイトソンの年譜・全書誌: 巻末pxviii-xxxiii/本書で言及されている本と論文: 巻末pxxxiv-xxxvii
別タイトル
Steps to an ecology of mind
著者標目
Bateson, Gregory, 1904-1980 ; 佐藤, 良明 [サトウ, ヨシアキ]
分類
NDC8:389.04 , NDC9:389.04 , NDLC:G121 , NDLC:SC361
件名
BSH:文化人類学 , BSH:精神病学 , BSH:生物学 , NDLSH:精神神経科学

目次[]

序章 精神と秩序の科学[]

第一篇 メタローグ[]

物はなぜゴチャマゼになるのか――確率論の基礎講義

フランス人の手ぶり――メタメッセージとは何か

ゲームすること、マジメであること――生のゲームとそのルール

知識の量を測ること――総点主義テスト教育の認識論的誤謬

輪郭はなぜあるのか――生きた世界の予測不可能性について

人が白鳥になる理由――バレーにおける隠喩と生と美

本能とは何か――動物研究の新パラダイム

第二篇 文化と型式[]

文化接触と分裂生成――関係の力学からの文化の総体を見る

民族の観察から私が進めた思考実験――科学とアナロジー思考

国民の士気と国民性――英米独各国民性の違いを科学する

バリ―定常型社会の価値体系――負のフィードバックを原理として作動する文化

プリミティブな芸術の優美と様式の情報――芸術の感動とはどんな情報伝達によって得られるのか

コメント

第三篇 関係と病理[]

社会計画と第二次学習――性格を形成する学習とは

遊びと空想の理論――「うそ」と「ふり」のパラドックス

疫学の見地から見た精神分析――人を分裂病に引き込むコンテクストを探る

精神分裂病の理論化に向けて――ダブルバインド理論の完成を告げる歴史的論文

精神分裂症の集団力学――スキゾフレニックな家族を捉えたパターン

精神分裂症の理論に必要な最低限のこと――ダブルバインド理論が隣接科学に迫る認識論的転換

ダブルバインド、1969――イルカ研究に基づく「創造的ダブルバインド」論

学習とコミュニケーションの階型論――ベイトソンの学習理論の集大成

「自己」なるもののサイバネティックス――アルコール依存症を助長する関係性、それを治療する関係性

コメント

第四篇 情報と進化[]

生物学者と州教育委の頭のからっぽさについて――進化論教え方についての提言

進化における体細胞的変化の役割――ラマルクとダーウィンの対立を止揚する

クジラ目と他の哺乳類動物のコミュニケーションの問題点――海中環境における高度な非言語的コミュニケーション

「ベイトソンの分肢則」再考――個体発生における情報伝達とその異常

コメント

第五篇 生命と認識[]

サイバネティックの説明法――意味とは何か

冗長性とコード化――コミュニケーションの発生と進化

目的意識対自然――文明システム破壊の可能性

サイバネティックスの説明法――「意味」とは何か

冗長性とコード化――コミュニケーションの発生と進化

目的意識対自然――文明システムの破壊の可能性

目的意識がヒトの適応に及ぼす影響――破壊を救うべき「叡智」をシステム論から定義する

形式・実体・差異――「精神生態学」の完成

コメント

第六篇 文明と健康[]

ヴェルサイユからサイバネティックスへ――今世紀に起こったもっとも重要な二つの事件

エピステモロジーの正気と狂気――「パワー」と「コントロール」の神話を撃つ

環境危機の根にあるもの――ハワイ州上院の委員会に提出した「証言書」

都市文明のエコロジーと柔軟性――精神生態学の視点から環境プランニングを論じる


紹介[]

役立つ情報[]

松岡正剛氏による書評
松岡正剛の千夜千冊『精神の生態学』上・下 グレゴリー・ベイトソン
斎藤環氏による書評
asahi.com(朝日新聞社):グレゴリー・ベイトソン『精神の生態学』 斎藤環(上) - たいせつな本 - BOOK
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